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汎用的に使える自宅Linuxサーバを安価で手軽に構築(1)

サーバ Linux

はじめに

汎用的に使える自宅Linuxサーバを安価で手軽に構築します。まずは自宅内で使えるレベルのファイルサーバや開発サーバの実現を目指そうと思います。

方針

お金も時間もない私のために、なるべく安くて楽な手段を執る方針でいきたいと思います。執拗に理想的な設定は目指しません。

パソコンに関してそこそこ(基本情報処理技術者レベル)の知識があり、Linuxを触ったことのある人を対象にしています。ごくごく基本的なことは解説していません。

全くのLinux初心者の場合、2ch-Linux-Beginnersを隅々まで読むと基礎知識がついていいかもしれません。

ネットワーク構成

家庭内のネットワークは下図のような構成をとっていることを前提とします。というか改めて設定しなくても、ADSLや光回線を引いている一般家庭は大体こういう構成になってると思います*1

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PCの調達

サーバとするPCの調達です。可能な限りメジャーなもの*2で最新すぎないハードウェアで構成されているものを選ぶようにしましょう。マイナーなハードウェアを搭載していると、OSのインストールで苦労*3する可能性が高いです。

DELLの格安タワーサーバを買う

もっとも楽なのはDELLの法人向け格安タワーサーバを購入することです。見た目が無骨なのでインテリア的には嫌われるかもしれませんが、電源つないですぐ使えるコンピュータがたった2万円で手に入るのは魅力的です。しかもこのクラスの製品は動作音が非常に静かで、消費電力もそんなに高くありません。

そのうえ動作検証済みOSとしてRHELの名前があるので、RedHat系のディストリビューションなら問題なく動作させられる期待が持てます。OSの導入については次回以降に書きますが、今回はCentOS*4を採用する予定なので尚のこと都合がよいです。

型落ちの中古ノートPCを買う

次点でおすすめしたいのは中古ノートPCです。サーバ用途にノートPCを使うことを不思議に思う人もいるかもしれませんが、ノートPCは小さく静かで低消費電力、おまけに内蔵バッテリーという名のUPSを搭載し、FD/CD-ROM/DVDドライブ、キーボードとマウス、モニタまで内蔵する、サーバ用途にうってつけのコンピュータだったりします。

性能や拡張性が心許ないですが、小規模に使う限りこれらの要素が問題になることは少ないでしょう。拡張もUSBやPCカードを使えば出来ないわけではないですし。

ただし、メーカーには注意した方がいいかもしれません。ノートパソコンはデスクトップパソコンに比べて特殊なハードウェア構成のものが多いので、場合によってはLinuxがハードウェアを認識してくれないかもしれません。そういう意味で無難なところはLenovo(IBM)のThinkpadでしょうね。先人たちの蓄積も豊富ですし、中古の流通量も多いです。R30程度ならば3万円以下で買えますし。

自作する

そのほかに自作するという手段もありますが、今回はおすすめしません。単に面倒ですし、相性問題など余計なトラブルを招きやすく、そのうえDELLのタワーサーバよりも安く作り上げるのは困難(というかほぼ不可能)だからです。時間とお金と心に余裕がある人はチャレンジしてみてください。

おわりに

今日はここまで。注文したコンピュータが届くまで、どんなサーバにするかあれこれ妄想して待ちましょう。

次回はOSのインストールです。

2012/06/10追記

今日、残念ながら2万円以下で購入可能なタワー型サーバーは存在しなくなりました。すべて廃棄してしまったのが悔やまれます・・。

*1:図中のホスト名やIPアドレス等は自分の環境に合わせて適時読み替えてください

*2:例えば、CPUならx86アーキテクチャのもの、チップセットはIntelnVidiaAMDあたり。ネットワークならIntel Proシリーズ。少なくともCorega以外

*3:ハードウェアが自動検出されない、ドライバがない、動きがおかしい……など

*4:CentOSRHELとの完全互換を目指したフリーのLinuxディストリビューション。詳しくはCentOS - Wikipedia