西銀座チャンスセンターに並んで宝くじを買う理由

年末ジャンボ宝くじの1等を最も多く出すとして有名な西銀座デパートのチャンスセンター*1に母と奥さんと一緒に行ってきた。夢を求めた宝くじファンがものすごい行列をつくる、なんて話は前情報として知っていたのだけど、実際に長蛇の列をみるとなんというかびっくりした。売り場周辺はちょっとした広場(言い過ぎか。多少広い歩道)になっているのだけど、そこには当然収まりきらず、横断歩道を何個か挟んだ道路の向こう側まで列が伸びている始末。列整理の人が何人もいてそれはさながらコミケの壁サークルの行列のようであった*2

売り場窓口にも序列があるらしく、人気の高い1〜3番窓口の列は1時間半待ちだと聞いて一同驚愕&脱力、8〜12番窓口なら15分程度で済むとのことで、そちらに並ぶことで満場一致。

1番窓口は今何時間待ちなんだろうね、なんて雑談しながら並んでいたら、前に並んでいた40代くらいの女性が「今1〜3番窓口は2時間待ち」だの「どこで買っても確率は一緒なんですけどね。私は並ばないな」などと表情を変えず早口にいろいろな情報を与えてくれた。

「どこで買っても確率は一緒」と言いつつも、わざわざここまで出向いて列に並んで宝くじを買っているその女性を見ると、「夢を買う」という言葉の意味を多少理解できたような気がした。

ちなみに自分は10枚買った。自分のお金で宝くじを買うのは初めて。ちょっとワクワクしてきた。当たったら母親になんか買ってやろうっと。

*1:とはいえ、売り上げも日本一らしいので当然の話である

*2:こんなことを書いておきながら、コミケの壁サークルの行列とやらを実際に見たことはない。すごい行列、という強調をするために使ってみた。にわかでごめんね