携帯メールだけでWebサイト表示やそのサイトの画像を取得できるゲートウェイ的なもの

auのガンガンメールというサービス(料金プランE)は基本料金だけでメールの送受信にかかるパケット代が無料になるという素晴らしいサービスだ。だが対象はあくまでメールだけで、残念なことにWebサイト閲覧にかかったパケット代は無料にならず、ダブル定額スーパーライト相当の扱いを受けてしまう(すなわち、使えば使うほど料金がかかり、最大で4410円に達してしまう)。

メールを連絡手段程度にしか使っていない自分としては、メールよりもWeb閲覧が無料になってくれた方がうれしい。そこで、Webブラウザを一切使わずにメール機能だけでWebのコンテンツにアクセスできるようなシステムを作れば、無料でWeb閲覧ができるのではないかと考えた(操作性はかなり悪いだろうけれど)。

システムの仕様案は次の通り。

  • 件名ないし本文にアクセスしたいURLを記載し、ある特定メールアドレスにメールすると、そのURLのコンテンツを返送する。ただし、メールの受信サイズ制限があるため内容はテキストのみ。サイトに含まれる画像はすべてURLに置換される。
  • 画像のURLを送ると、その画像を適切なサイズ(画面サイズ的な意味と、ファイルサイズ的な意味で)にリサイズし、添付ファイルとして返送する。
  • メールは数秒程度で返送される。
  • 送信するメールにパラメータを記載する、もしくは送信先アドレスを変更することで、携帯サイト/PCサイトの切り替えができる。

システムの実現方式案は次の通り。

  • 専用のメールアカウント(自分のGmail or 自宅メールサーバ)をcronか何かでスクリプトを実行し監視する。
  • それっぽいメールが来ていたら内容を解析してwgetなり独自クライアントなりでコンテンツ取得。
  • 取得済みのコンテンツからHTMLパーサを使って表示できそうなテキストおよびaタグのhref属性値とimgタグのsrc属性値を抜き出す。
  • 画像ファイルの場合、クライアントの画面サイズと受信可能サイズから最適なサイズにリサイズ。
  • メールを作成して送信元アドレスに返送。

考えられる課題など。

  • GETはいいとしてPOSTとかどうするのか。送信データの入力をどうするか。とりあえずは未対応でもいいけど。
  • 専用メールサーバが必要か否か。自分専用なら自分のGmailアカウント決めうちでいいのかもだが。
  • POPがいいのかIMAPがいいのか。
  • POP/IMAPの監視間隔。できるだけ早く返送してほしいが頻繁に接続していると怒られそう。
  • システムで実装するWebクライアントを携帯端末に偽装する方法。ただ、これは割と情報ありそう。
  • 画像処理の負荷
  • Cookieに対応できるようにするかどうか。
  • Basic認証とか。
  • auに怒られないか。

(2012/05/09追記)

2011年11月にスマートフォン(ISW11F)に乗り換えてWiMAXの快適さを知ってしまい、パケット定額プランから抜けられなくなってしまった。テザリングも便利すぎ。月々の支払いはこの頃に比べてかなり増加してしまった。幸せだからいいけど。