iPod touch水没→有償交換の顛末

企業戦士の一時の休息であるトイレタイム(大)を満喫しようと個室に入りスーツのジャケットを脱いだときの話です。スーツの胸ポケットに入れておいたiPod touchが便器の中へ華麗にダイブ。ガコン! と気持ちのいい音を立てて見事底に沈みました。

愕然とするのもそこそこに、急いで取り出し慌てて汚水を洗い流したまでは良かったのですが、気が動転していたのか、乾かす前に電源ONしたのが運の尽き。カートリッジを半差ししたファミコンゲームの画面のように、色とりどり自由自在に乱れまくる画面。タッチもうまく反応せず、ここで正気に戻ってシャットダウン。

復活することを祈りつつ仕事用PCのThinkpad R50eの排熱口の横にtouchを配置し、一日の仕事を終え十分に乾燥させられたであろう後に再度ブートを試みるも、起動せず。ここで試合終了。

購入してから1年たっていなかったので保証が効くだろうと余裕こいていましたが、ネットで情報を検索すると「水没は保証対象外」とのことで絶望。しかも水に濡れると色の変わる仕掛けがイヤホンジャックの奥に仕込まれているらしく、自分のtouchのイヤホンジャックを携帯のライトで照らしてみると、確かに水濡れを示す赤色が見えた。

これはいいわけも効かないだろうと、素直に銀座アップルストアに持ち込み。すると順番待ちで2時間待つことになるという。なんという大人気。あらかじめ予約してから行けば良かったと後悔するも、とりあえずほかの用事をその間に済ませ、再度アップルストアへ。水没しましたと素直に告げ、touchを店員に手渡すと、ルーペのようなものでイヤホンジャックをのぞき込んでいた。確かに水濡れですね、と店員。有償交換の流れに。16GBモデルの定価である34000円の出費を覚悟していたが、半額の17000円程度でよいと言う。想像より遙かに安い金額に交換を即決してしまった。それだけで17000円喜んで払うのだから人間不思議なものである。