ELECOMのミニキーボード。暇つぶしに入ったヨドバシでたまたま見かけて一目惚れ。USBモデル(TK-FCP082)とBluetoothモデル(TK-FBP083)両方買っちゃいました。
何がいいって、このクセのないキー配列。特にカーソルキー周り。こんな素直な配置のミニキーボードはなかなか無いですよ。
前の記事でも書いたとおり、コンパクトサイズを謳うキーボードは大抵カーソルキー周りがひどいこと*1になっているなか、このキーボードはThinkpadのようにしっかり1段下げて逆T字型の配置をとっているので、周辺のキーを邪魔せずかつ手探りしやすくなっている。さらに上矢印キーの左右には余計なキーを配置していないので、誤操作が格段に減るわけです。これは本当に素晴らしくて、Thinkpadも是非見習ってほしいところ。
あと副次的な作用と言いますか、カーソルキーが下がっているおかげで生まれた下部のスペース。Thinkpadのクリックボタンがあるあたりに相当するところです。これ、親指のちょうどいい遊び場になっていいですね。Apple Wireless Keyboardはここがないので親指が落ち着かない。
上が常用しているApple Wireless Keyboard。下がTK-FBP083。
文字部分のキーはごくごく一般的なJIS配列。ミニと言ってもピッチは19mmあってフルサイズ。どっちかというとテンキーレスキーボードといった方が適切に思う。形状も16mm四方の正方形で変なダイエットしていないのがまたいい。
他、特殊キーですがFキーは普通にFキーとして働いてくれるので幸せ。Fnと同時押ししたときだけWindows8的なメディアキーとして動く。PgUp/PgDn/Home/EndはFn+カーソルキーに割り当てられているタイプ。6段配置になってからのThinkpadのように最上段へテキトーに配置されるくらいなら、個人的にはFn+カーソルキーの方が指の移動が少なくて好き。何より直感的だと思いません?
最下段のキーの配置バランスはどっかで見たことあるなーと思ったらThinkpad Bluetooth Wireless Trackpoint Keyboardと一緒。参考にした? でも右Altと右Ctrlの間にはPrt Scキーではなくちゃんとアプリケーションキーが配置されている。素晴らしい(笑)
CtrlとfnはThinkpadと逆。これもうれしい人多いんじゃないかなあ。でも最近はCtrlが内側のパターンに慣れてきちゃったから、個人的には押しにくい。キー入れ替えに対応してくれていれば、と思ってしまう。FnキーはAutoHotKeyとかソフトウェアじゃどうにもならないから。。あとCtrlとCapsLockも入れ替えないですけど、こっちはソフトウェアで頑張ってください。
打鍵感はまあ普通のパンタグラフ。でもApple Wireless Keyboardの底浅ふにゃふにゃ感よりはクリック感があって好きかも。本体もプラなだけあって驚くほど軽く、上部中心を押すと若干たわんだりもするけど、どこかのサンワサプライみたいながたつきはないので通常使用には全く問題ない。
素材感はザ・プラスチック以外の何物でも無いけども、つや消し加工がしてあるので少しマシに感じる。Thinkpadのボディ的な感じ。
で、価格ですが正直なところ割高感ありますね。Bluetoothモデルなんか定価で1万超えですし。ちょっとしたメカニカルキーボード買えちゃいますわ。ただAmazonでは50%-60%引きで売られているので、結果3000円~4000円といったところで、まあ相応か、という感じです。
エレコム キーボード 有線 コンパクト Windows・Mac・iOS・Android対応 パンタグラフ式 ブラック TK-FCP082BK
- 発売日: 2015/01/24
- メディア: Personal Computers
エレコム ワイヤレスキーボード Bluetooth ミニタイプ Windows・Mac・iOS・Android対応 ブラック TK-FBP083BK
- 発売日: 2015/01/24
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コンパクトなキーボードがほしいけど使い勝手の悪い変なやつは買いたくない! でもThinkpad Bluetooth Wireless Keyboardは高いしApple Wireless KeyboardはMac配列だし……と、そんなあなたにお勧めの逸品です(割とニッチ)。
*1:「ろ」と右Shiftの間に上矢印が挟まってるとか、上矢印の左右に余計なキーが配置されてるとか