普通 is the Best
万人にとっての普通などない、それもITエンジニアにとっての鞍とも言えるキーボードとなるとなおさらである。さらにテンキーレスキーボード、しかもコンパクトタイプとなると、どれもこれもクセのある配列が多く、なかなか好みのものに出会えないわけだが、先日仕事用に何げなく買ったキーボードが意外にもよかったので紹介したい。
仕事用に適当に選んだ無線キーボードが思いのほか自分的に完璧でメチャクチャ喜んでる、どうせサンワサプライだし〜とか思ってたけど嬉しい誤算 pic.twitter.com/qnI0JkRui5
— ヤマケンさん@ゲームとか (@ymkn_gbf) 2020年2月11日
言いたいことは↑のツイの通りなんだけど、せっかくだから丁寧に書き直してみたいと思う。
サンワサプライ SKB-WL32BK
これを買った。まさかのサンワサプライである。サンワサプライといえば昔ねじったら曲がるキーボードを引いてしまってメチャクチャ悪いイメージを持っていたのだけど、今回のは多少高めの製品だけあっていい意味で裏切られた。
キーサイズは均一、配列はNEC Lavie風
コンパクトタイプのキーボードでよくありがちなのがEnterキー周辺の記号キーの幅が狭くなっていたり、逆にEnterキーが極細になっているケースだけど、このキーボードは変形なしですべて均一なピッチが確保されているのが◎。
キー配列はNEC Lavieシリーズ風。つまり、方向キーが他キーと同じサイズな代わりに↑キーが「ろ」とShiftの間に挟まっているやつ。自分は「?」と「_」を打つときに右Shiftを使うので、その時に↑キーに誤爆してしまうのが正直好きではないが、まあまだ許容できる範囲かなと思う。
それよりも個人的に大事なのが変換・無変換キーの位置。このキーボードはそれぞれCキーMキーの真下に配置されていて100点満点である。自分はこれらのキーをIMEのOn/Offに割り当てているので、これらのキーの位置がずれているとものすごいストレスになる。
fnキーは左内側のタイプ。ここも本当はfnが外側のほうが好きだけどまだ許せる。最上段右上は4キー確保でなぜかScroll Lockに1キー割り当てられていて謎。Insertは誤爆のデメリットのほうが大きいと判断したのかfnキーでの切り替えになっている。ともあれBackspaceの上にDeleteを配置する鉄板ルールは守られているので問題ない。
充電式!
これは低価格帯では結構珍しいと思うんだけど乾電池ではなく充電池内蔵である。電池の管理をしなくていいのはかなりメリットある。USB充電なので、すでに机に生えているスマホ充電用のケーブルを引っ張ってくればいいわけだ。
USB無線
自分の会社PCはUSBキーボード・マウスは許可されているものの、Bluetoothは潰されているので無線化する場合はUSB無線のほうが都合がいい。
ほか同型では有線モデルはあるもののBluetoothモデルはないので、家用だとアダプタが増えて微妙かもしれない。
打鍵感
悪くない。もちろんThinkPadなんかと比べるとお話にならないが、最近の薄型ノートPCにありがちなペラペラキーボードよりははるかに良い。やはりある程度のストロークがある(と感じられる)ほうが打ちやすく感じるし、指への負担も少ないように思う。
お値段
定価は税別5000円だけど自分が買ったときは約3600円。こんなに素直なキー配列のコンパクトキーボード自体が珍しいので、個人的には何なら2枚買ってもいいかなって価格感である。
まとめ
「普通の配列の薄型コンパクトテンキーレスUSB無線キーボード」というジャンルではおそらく現時点で唯一無二の存在だと思うので同士は買って損はないと思う。