前回の記事でも書いたとおり、Microsoft Wedge Mobile Keyboardはファンクションキーのデフォルトの挙動がWindows8的なショートカットキーになっておりかつFnキーの押し下げ状態をロックすることもできないため、ファンクションキーを多用する人にとってはつらい仕様となっています。
で、なんとかならんかと試行錯誤した結果、AutoHotkeyを使うことで、擬似的にFnキーをロックしたような状態を作り出すことに成功しました。
これでFnキーを押さなくても、ファンクションキーを通常のファンクションキーとして使うことができるようになります。同じ悩みを持つものよ、レッツトライだ。
注意
正確にはFnキーをロックしているわけではなく、Fnなしで送られてきたファンクションキーの入力をフックして通常のファンクションキー入力に置換してWindowsに送り直す、ということをやっています。そのためAutoHotKeyが動いている間は置換しているWindows8的ショートカットキーは使えなくなります。
下記スクリプトではF9-F12についても上記の対応をしているので、PrnScn、Home、End、Pg Upキーも使えなくなります。好みで追加したり外したりしてください。
手順
1. AutoHotkeyをインストールする。
2. [Edit Script]メニューをクリックして開く「AutoHotKey.ahk」の内容を、下記の通りに修正する。
; Convert Windows 8 Function Keys Event To General Function Keys Event ; by http://ymkn.hatenablog.com/ Media_Play_Pause::F1 Volume_Mute::F2 Volume_Down::F3 Volume_Up::F4 $*#Q:: { Send, {Blind}{F5} return } $*#H:: { Send, {Blind}{F6} return } $*#K:: { Send, {Blind}{F7} return } $*#I:: { Send, {Blind}{F8} return } PrintScreen::F9 Home::F10 End::F11 PgUp::F12
3. AutoHotKey.ahkをスタートアップに登録する。
これでOK。もう見た目だけの残念な子なんて言わせない!